天神サロン、アセット営業グループの平野でございます。

令和6年に株式や投資信託への少額投資非課税制度NISAの枠が制度改正され、今まで以上の金額で投資をされた方も多いと思います。そして、トランプ関税の影響による株価乱高下で、若干の一服感があるとはいえ、気を揉まれていらっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

2~3年前に私が某金融機関の投資信託商品の開発に携わっていらっしゃった方から伺った、運用に関する興味深い話を紹介したいと思います。

株式市場を長い目で見た場合、必ず拡大(価格上昇)するものです。例えば、今から50年前くらいから考えてみましょう。家電製品はテレビ・洗濯機・冷蔵庫くらいしかない時代から、ビデオができパソコンができスマホができ、どんどん新しい商品ができています。その商品を作る会社、またそこから派生したサービスを生み出す会社、例えばアップルであったりグーグルであったりアマゾンであったりというのは数10年前には存在もしなかった会社です。たくさんの会社が生まれ産業が生まれていく過程で、株式市場も必ず拡大するのです。過去にはバブル崩壊やリーマンショックなどもありましたが、そのようなことは長い目線で株式市場を見れば、どこかで起きうる些細な事件でしかないのです。ですから、株式の乱高下についても、逆に今がチャンスと考えるくらいの長い目で見ることが大事でしょう。

マネタリーベース(資金供給量)が若干のマイナス推移とはいえ、物価は依然として上昇傾向です。今後の老後資金などを自分自身で確保していく見地からも、長期視点の株式投資や不動産投資は必要でしょう。