9/5週間ダイヤモンドで面白い記事を見つけました。
約半年後の2016年3月15日までに、平成27年度の税制改正で導入が決まった「財産債務調書」を提出しなければならない、というものです。
恥ずかしながら私も知りませんでしたが、「財産債務調書」とは、年間所得2,000万円超且つ総資産3億円以上または保有する有価証券等が1億円以上の条件に該当する富裕層が、期日までに保有する資産と負債を時価で報告書に記載し税務署に提出するものです。
国税庁のウェブサイトを見ると、制度主旨の概要は、「所得税・相続税の申告の適性性を確保する観点から」とあります。
制度運用通りに調書を集計出来れば、日本の資産格差状況や資産・純資産階級別の人数、所得額、資産内訳等が分かるようになります。
民間へのデータの公開程度は不明ですが、将来的に所得税、相続税率への影響は必至ではないかと単純に考えます。
今回の制度申告に際し、税理士の先生方の業務量も増えるのではないでしょうか。。。
不動産売買仲介の立場という業務上から、富裕層の方々とお話をさせて頂く機会がありますので、今回の様な税務に係る国の動きはある程度把握しておく必要があるということを改めて感じたと同時にご対象の方々の生の意見をお伺いしてみたいと思いました。