こんにちは、天神サロンの杉山です。

今年は天皇陛下の退位と皇太子さまの即位が行われ平成の時代が終わり、新しい元号が定められます。

今、ニュースや新聞で新たな元号に関して話題になっていますが、そもそも「元号」とは?と言われた時に正しく答えられますでしょうか。過去に明治、大正、昭和、平成とこれらを「元号」と言います。

明治以前にも元号はあります。元号は特定の年代につけられる称号のことで「年号(ねんごう)」と呼ばれることもあります。古くは王の即位から年を数えましたが、一定の起算点を定めて年数を数える方法が考えられ、中国の前漢(紀元前206年~8年)の武帝(ぶてい・紀元前156年~87年)のときに使用されはじめ、次第に近隣諸国でも使用されるようになりました。

日本では、飛鳥時代(592年~710年)元号が使用されるになったと言われています。

ちなみに、日本で最初の元号は何だと思いますか?答えは最後に・・・

元号の決め方とは?

慶応4年(1868年)を明治元年に改元(元号を改めること)したときに、一世一元と決められました。

一世一元とは、天皇ひとりに一つの元号となります。

現在の元号の決め方は、昭和54年(1979年)に成立した元号法によって定められています。

現在の平成という元号をきめるときには、「修文(しゅうぶん)」と「「正化(せいか)」という候補もあったそうですが、話し合いの中で「平成がわかりやすくて親しみやすい」イニシャルが明治(M)、大正(T)、昭和(S)と重ならないほうがいい」という意見があり、最終に平成に決まったといわれています。元号をつかっている国は、現在は日本だけです。元号と西暦、両方を使うことは時々「面倒だな・・・」と思ってしまいますが、世界で日本しか使っていない元号を考えると、親しみがわきますね。*日本で最初の元号は「大化(たいか)」