天神サロン、アセット営業グループの豊島でございます。
長期金利が16年ぶりの高水準に上がってきましたね。
ちなみに一般的には、金利が上昇すると不動産価格は下がるという相関関係があります。
過去を振り返ってみると、日本銀行による金利を引き上げる金融政策がバブル崩壊の引き金となりました。
1989年12月に三重野康氏が日本銀行総裁に就任しました。
当時はバブルのピークで12月28日に日経平均株価は3万8915円の史上最高値をつけました。
大都市圏では不動産価格が急上昇。日本経済は過熱し、不動産や株式の価格が
実体経済の成長を大きく上回る異常な高騰を見せていました。
そして、一般のサラリーマンにはマイホームは高根の花となり、
資産を持つ者と持たざる者の格差が拡大していきます。
三重野氏は就任直後からインフレを抑制し経済の過熱を冷ます目的で、
急激な金融引き締めに踏み切ります。12月に政策金利を3.75%から4.25%に引き上げ、
90年3月に5.25%、8月には6%にまで大幅に金利を引き上げます。
その結果、日経平均株価は急落。不動産価格も下落に転じてバブルは崩壊しました。
バブル崩壊も副作用が日本経済を襲います。
不動産を担保に融資をしていた銀行が担保割れを起こしたのです。
そして銀行の不良債権が急増し、日銀は利下げに転じますが、
逆回転を始めた資産価格の下落は止まりませんでした。
そこから日本経済はデフレ経済へと移り、失われた30年を過ごすことになります。
いかがでしょうか。
現在の日本のインフレ状況と似ていると思いませんか?
金利を上げると住宅ローンの返済額も上がります。
中小零細企業の返済額も上がります。
デフォルトする家計や企業も増えるかもしれません。
果たしてバブルは崩壊するのか、それとも局所的に終わるのか・・・。
そもそもバブルですらないのかもしれません。
先の見えない混沌とした日本経済ですが
少なくとも今までの低金利の世の中(金融緩和)は終わり
これから先は金利のある世界になります。
過去から学び、この先の未来を見据えて
自己防衛していくことが非常に大事になってきますね!







、猫ちゃん
どちら1匹飼育可能























