こんにちは。売買営業部 菊地です。
この話も4回目になりました。
早速、前回の続きを始めたいと思います。
母が相手にしてくれなかったため、私は仕方なく、私は空き地に戻ることにしました。
隠れながら、覗いてみると親子でラジコンの修理をしている最中でした。しかられることを覚悟し、体温で熱くなった小銭を握り締め、泣きながら飛び出しました。
「S君、ごめんなさい。これだけしかないんだ。すこしづつ返すから。」といいながら頭を下げ、握り締めた小銭を出しました。
すると、S君のお父さんが
「いいんだよ。気にしなくて。ほら、もう直ったよ。」とやさしい笑顔で許してくれました。
その横のまだ修理できていないラジコンに気づきながら、私はただ泣くことしかできませんでした。
9歳だった私に母は「お金よりも大事なこと」を教えてくれました。気持ちを伝えることがどれほど大事なのか、また、後で謝罪に行ってくれた母の存在がうれしかったものです。
ひどい親だと思った当時の思い出も今では素敵な思い出になっています。
次回は、物件の紹介をします。
お楽しみに♪