天神店の高瀬です。
先日、たまたまテレビのチャンネルを替えていたらフジTV系福岡では、TNCテレビで、ドキュメント番組があってました。なんとなくみていたら、だんだん引き込まれていきました。
話は、中国人の家族の話でした。父親は、上海に住んでいましたが、若い頃文化大革命が起き、文化大革命は下放といって、若い労働力を内地の農村部連れて行きそこで開墾や農作業を強制的にさせるのです。ドキュメントの主人公の丁さんは、勉強をしたかったが、社会環境がそれをゆるしませんでした。これがあとで大きなキーワードになります。僕達は、日本からみていて戦争が終わり政府が新しい政府に変わり中国の人たちにとっていいことだと思っていたのが、単純にそうでもなくて、為政者が代わるだけで庶民の生活自体は以前と何ら変わりなく丁さんにとってはかえって辛い革命だったかもしれません。その下放で行った農村地の土地がまた痩せてて作物が育たず、食べるものもなく大変苦労をしたそうですが、奥さんとはそこで知り合い結婚をしました。
下放から10年後やっと文化大革命も終わり、農村から上海に帰ることが出来たそうですが、何もなく生活は困窮を極めました。そんな時、友達から日本に行ったらいいと聞き、親戚知人からお金を借り集め、日本の日本語学校に行く決心をしました。といっても、学校の費用は40万円位で、年収の5年分くらいにあたるそうです。 次回につづく
次回は、苦労と希望の日本での15年間です。ちなみに番組名は
「なきながら生きる」です。
