こんにちは。
事務の黒岩です。
今日は、7/29の西日本新聞に”じん”ときた記事がありましたので、ご紹介いたします。
「左目失明越え夢舞台」
玉竜旗高校剣道大会に、左目を失明しながらも、剣道を続けてきた剣士が出場している。
左目の視力を失ったのは、小学校3年の時。交通事故で神経を痛めた。
「あきらめるな。剣道を続けろ。」
こう言って、小学1年から握る竹刀を離さないよう励ましてくれたのが父隆さん。だが、その父は小学4年の頃、肺がんで亡くなった。
右目の視力は良いが、遠近感がない。階段を踏み外したり、飲み物をつごうとしてこぼしたり。球技は大の苦手だ。それでも、父の言葉通り剣道は続けてきた。
「あの応援がなかったら、ここまでこられただろうか」と感謝する。
相手との間合いが重要な剣道で、遠近感がないことは大きなハンディと思われるが、本人は気にしていない。
「勘でやっています」
その言葉を監督が説明する。
「竹刀の動きは速く、目で見てからでは反応が遅れる。神経を研ぎ澄まし、相手の動きを予測し、技を出す。彼は左目のハンディを集中力でカバーしている。」
(以上7/29西日本新聞朝刊34面の一部を抜粋)
お父さんの力強い言葉にとても”じん”ときました。
と同時にできない理由を探してばかりいる自分自身がとても恥ずかしく思わせられました。
ハンディを越え、自分自身を越えて生きている彼に負けないような生き方ができるようになりたいと思います。